冬道初乗り・・・しんどかった
昨日マウンテンバイクのタイヤをスパイクに履き替えたので、除雪作業の後走ることにした。
10時過ぎ、昨晩からの雪が若干積もっているが、道道沿いは多分融けているだろうな。
あまり厚くない手袋に薄手のインナー手袋の2枚重ね、足はバイクシューズのインナーソールをアルミコーティングした羊毛の物に取り替え、それにレインカバーを付ける。0℃前後ならネオプレーンの防寒シューズカバーでなくても大丈夫そうだ。
念のため使い捨てカイロをポケットに収納。
コースは道道83号線を途中で右折し41号線に入る。
日陰はまだ雪が残っているが、融けてシャーベット状態だ。通称鉄山と呼ばれるコースの頂上の標高はさほど高くない(230mくらい?)ので、それほどきつくはない。
下りに入ると日陰が多くて寒くなってくる。
ちょうど昼なので腹が減った。
下りきった海岸線とぶつかった交差点角にセブンイレブンがあるので、エネルギー補給&トイレ。
腹を満たしたところで、再スタート。
復路は海岸線(国道278号線)を走ることにした。
道路は全く雪がなくて乾いている。これなら普通のロードバイクでもまだ走れそう。
しかし、海岸線を選択して後悔した。強烈な向かい風でなかなか前に進まない。
峠を上っているくらいのスピードしか出ないところもあった。
空は青くて気持ちよさげだが、追い風でないのが残念。
汐首岬になると一段と風が強くなる。
ここは、北海道と本州の最短距離の場所で津軽海峡の間が17.5kmしかない。
スイマーが青森から函館に横断スイムに挑戦するコースだが、流れが速いので予定したところに着くのが難しいらしい。
30年ほど前に一度、函館トライアスロンクラブでもウエット着用のリレー形式で企画したことがあるが、船で函館湾を出たところで波が高すぎ断念した。
更に進むと右手にアーチ型の陸橋が見える。
<せっかくなので、ちょこっと調べてみた>
これは「旧戸井線アーチ橋」で、戦時中の昭和11年、旧戸井町(平成の合併で現在は函館市)に軍事要塞を作る際に資材運搬また兵員輸送を目的として、五稜郭から旧戸井町までの29.2kmを結ぶ線路として建設されていたものだった。
しかし、資材不足のため昭和18年に工事を中断、その後も再開されることなく、そのまま未完成のまま現在に至る。
一部区間(五稜郭駅から湯の川地区まで)ではレールが敷かれ物資輸送のため車両が走行していたそうだが、戸井町側に列車は走ることはなかった幻の路線。
このアーチ橋の事は高校時代から知っていたが、なんとなく見ていただけで全く知識はなかった。市内には一部遊歩道として残っており、旧戸井線と呼んでいる。
ただ走るだけでなく、身近にある歴史的な建造物を見ながら走るのもいいかな。
帰りはキツかったが、なんとか走り切った。本日の走行距離約57km
今度はグラベルでも走ってみよう!!もっと快適に走れるかな(^^)